【開催報告】地域作戦会議 in 美浜町|農業政策について意見交換

9月23日(水・祝)、美浜町の「なびあす」にて、「地域作戦会議 in 美浜町」を開催しました。
今回のテーマは「農業政策について」。
美浜町議会議員の福田しんや、福井県議会議員の堀居哲郎、ふくいの党代表・福井県議会議員の山岸みつるが参加し、地元の農家の方や現役のハンター、地域づくりに携わる事業者の皆さまと、農業を取り巻く現状や課題、必要な支援について意見を交わしました。

当日寄せられた主なご意見をご紹介します。
■鳥獣被害とハンターの担い手不足
シカ・イノシシ・サルなどによる農作物への被害と、その対策を担うハンターの不足について意見が寄せられました。
「免許を持つ人の数と、実際に現場で活動できる人の数は異なる」との指摘もあり、高齢化に加え、日々の罠の見回りや捕獲後の運搬・処理、銃や罠の維持費など、活動を継続する上での負担についても話し合いました。
捕獲から解体・処理までを個人だけで担うのではなく、役割を分担しながら組織的に取り組むことや、若い世代が仕事として継続できる仕組みづくりが必要ではないかとの提案もありました。
■防護柵は「設置した後」の支援も
鳥獣被害を防ぐ防護柵は、設置後も草刈りや点検、破損箇所の修繕など継続的な管理が必要です。
しかし、高齢化が進む農家や集落にとって、その費用や労力が大きな負担となっているとの声がありました。
また、集落の役員交代などの際に、管理方法や利用できる支援制度について十分に引き継がれないケースもあるとのことでした。
設置時の支援だけではなく、その後も維持管理を続けられる体制づくりや、制度を活用しやすくするための支援についても意見が交わされました。

■支援制度と農家をつなぐ相談役を
「制度はあっても複雑で使いこなせない」
「日々の農作業に追われ、制度について調べる余裕がない」
こうした農業現場の声も寄せられました。
行政や農協などの担当者の異動や人員体制の変化によって、継続して相談できる相手を見つけにくいという課題も挙げられました。
補助制度の案内だけでなく、営農改善や地域間の調整まで、現場の状況を理解しながら一緒に考える「伴走型のコーディネーター」が必要ではないかとの意見がありました。

■農業の採算と、地域を守る役割
米の生産コストと販売収入のバランスなど、農業経営を継続していく上での課題についても議論しました。
特に中山間地域や小規模な農地では、農家が食料を生産するだけでなく、農地や景観の維持、防災、国土保全など、地域を維持する役割も担っているとの意見がありました。
農業経営を継続するための支援とともに、こうした地域を支える役割をどのように評価し、支えていくのかについても意見交換を行いました。
地域作戦会議では、地域で暮らし、働く皆さまから直接お話を伺うことを大切にしています。
現場の声を聞くことで、制度だけを見ていては分からない課題や、制度と実態との間にあるギャップが見えてきます。
今回いただいたご意見を一つひとつ整理し、今後の県政・町政における議論や政策提案につなげていきます。
ご参加いただいた皆さま、貴重なご意見をありがとうございました。